今回は宅建士試験の「偏差値」の話題です。
偏差値というと、高校や大学の受験で用いる、予備校の指標の1つになっていますよね。
自分の立ち位置を知るためのものではありますが、他の資格との難易度の比較の指標としての偏差値についての意味合いもあります。
そこで、他の資格との比較も兼ねて、宅建士の偏差値がどのくらいなのかを調査してみることにします。

なぜ「偏差値」なのか
冒頭でも述べたように、資格試験の「偏差値」は本来の使い方とは別の使われ方をします。
他の資格と比べて難易度がどれくらいかを表しています。
偏差値が高いほど難しく、低いほど易しくなっています。
資格の偏差値を掲載している「資格の取り方」さんのサイトによると、最難関のもので偏差値77、一番易しいもので偏差値35となっていて、高校受験や大学受験でよくみられる偏差値と同じような幅で書かれています。
難易度を表すなら、素直に「難易度」で表せばいいのに、なぜ「偏差値」の語を使うのでしょうか。
・難易度を数値化できる
・受験を経験した人にとってなじみ深い
・受験経験者には難しさがイメージしやすい
これらの理由があると考えられます。
そういう意味で、ある一定の難しさの指標にはなるのですが、あくまでも「資格の偏差値」を設定した人の主観による数値なので、参考の1つくらいのものだと考えた方がいいです。
エンタメ性はあると思いますので、使い方次第ではありますが、面白い試みだと思います。
宅建の「偏差値」は!?
先ほど紹介した「資格の取り方」さんによると・・・
宅建士 「偏差値 57」
となっています。
資格の偏差値の値の幅が「35〜77」であることを考えると、57は「やや難しい」くらいの難易度ということになりそうです。
他のサイトもいくつか見てみましたが、おおむね55〜60くらいの間となっていたので、同じような意見が多かったという印象です。
他の資格の偏差値
宅建士の資格に近い、他の資格の偏差値も調べてみました。
(「資格の取り方」さんによる)
不動産鑑定士 74
土地家屋調査士 64
マンション管理士 62
管理業務主任者 58
不動産系はこのような偏差値になっていました。
ちなみに、最難関の偏差値77は公認会計士、76には司法書士などとなっています。
個人的には・・・
宅建士の偏差値が57くらいということで、やや難しいくらいの立ち位置になっていましたが、個人的にはもう少し難しい印象があります。
というのも、近年の宅建士試験は全体的にレベルが上がっているためです。
試験の問題自体の難易度が上がっているにもかかわらず、合格点が高い状態が続いています。
つまり、受験生全体のレベルが上がってきているのです。
10年くらい前であれば割と取りやすい資格と言えたかもしれませんが、今では取りやすい資格とは言えないレベルになってきています。
実際、簡単だという声はほとんど聞かれなくなりました。
このような事情を加味すると、低く見積もっても偏差値で60くらいはあるのではないかなと感じます。
社会的に不安定な状況で資格の価値が高まってきているので、今後もっと難しい試験になってくることも予想されます。
あとがき
今回は「偏差値」について見てみました。
資格の偏差値で見ても宅建士試験は難しい試験であるということがわかってもらえたかなと思います。
当然ですが、高校や大学の偏差値と、今回話した偏差値は一切関係がありません。
宅建士試験は誰でも受験できる試験です。
合格に向けた学習を積み重ねていけば合格できる試験ですので、今回の資格の偏差値で一喜一憂することなく、コツコツがんばっていきましょう!
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