本試験までまだ日にちがあるのであまりピンと来ないかもしれませんが、本試験での目標点数を今の段階から意識してほしいのです。
というのも、この目標点数を設定することで学習のプランが結構変わってくるからです。

そこで今回は、どのように目標点数を決めるかについて、サンプルも交えながら解説していくことにします!

 

 

目標点数は38〜40点の範囲で!

まず、本試験での目標点数(総合点)の目安から解説していきます。

近年の宅建士試験は合格点が高くなっている傾向にあります。
直近5年分で見てみると34〜38点が合格点ですので、38点以上となるように目標点数を定める必要があります。

受験を決意した直後は気合も入っているので、
「満点合格を目指してやる!」
「45点くらいを目標にする!」
「最低でも40点台!」
といった目標を掲げがちです。

しかし、これらのような高い目標点数はおすすめできません。

まず、高得点で合格しても特に意味がないからです。
合格点ちょうどでも満点合格でも『合格』です。
そもそも、本試験での得点を教えてもらうことができません(通知も来ません)。

そして、学習が進むにつれて、高い目標設定は自分の首を締めるだけの存在になります。
合格点からもわかるように、大半の受験生は40点台には届きません。
それくらい難しい内容を学んでいくわけですから、途中で「壁」にあたることもあります。
そのときに「高い目標」は、自信を失わせるだけのものになるのです。

これらのことを総合的に判断した場合、目標点数は38〜40点くらいにしておくのが無難です。
5点免除者の場合は33〜35点になります。

実際、私が受験した際に掲げていた目標点数は38点でした。

 

科目ごとの目標点数を決めよう!

総合点での目標点数の話をしましたが、ここからが割と重要です。
総合点だけでなく、科目ごとの目標点数を決めるようにしましょう

科目は3つに分けるようにしましょう。

1 権利関係
2 宅建業法
3 法令上の制限、税・その他

この3つの科目それぞれについて目標点数を決めていきます。

この時に気をつけてほしいのが、自分に合った目標にすることです。
法律の学習の経験があるか、不動産業に精通しているかどうか。
そのあたりの環境によって、科目ごとの目標点数は変わってきます。

 

権利関係の目標点数

権利関係は14問出題されます。
難易度的には宅建の中でも難しいレベルの問題になっています。

権利関係の目標点数は7〜10点がおすすめです!

法律の勉強を始めてやるのであれば7点、ある程度の知識があれば10点、といった具合です。

法律の勉強に触れていなかったとしても半分の7点は取らないと合格が厳しいです。
やはり合否のカギになる科目ですので、なんとか7点以上もぎ取ってほしいところです。

法律の学習経験者は10点くらいがいいです。
14点を狙いにいって取れるほど簡単な問題ではないですし、そもそも他の試験では問われないような法律、単元からの出題もあります。
細かな部分まで立ち入って他の試験科目の学習に影響するリスクよりも、確実に取れる問題で落とさないくらいの学習を心がけた方が効果的です。

 

宅建業法の目標点数

宅建業法は20問出題されます。
難易度は宅建の中では易しいレベルの問題です。
試験範囲が狭く、暗記要素の強い科目になっています。

宅建業法の目標点数は17〜19点がおすすめです!

不動産業でなければ17点、不動産業ならば19点といったところでしょうか。

宅建業法は範囲も狭く問題も易しいので高得点が狙えます。
逆に言うと、宅建業法で差が出てしまうと挽回は不可能になると思ってください。

そうすると、不動産に精通しているいないにかかわらず、18点前後の得点率が望まれます。
未経験者でも18点くらいはとれると思いますので、ここは物怖じせずに目標点数を高めに設定しましょう。

ただ、20点満点を設定するのはNGです。
簡単な問題といえどもひっかけのような問題が出題されたり、ケアレスミスをする可能性もあります。
20問すべてを確実にこなすこと前提で目標立てると無理がでてきますので、やめておいた方が無難です。

 

その他の科目の目標点数

法令上の制限、税・その他をひとまとめにして「その他の科目」とします。
その他の科目は16問出題されます。
難易度は易しいものから難しいものまであるのが特徴です。

その他の科目に関しては、権利関係と宅建業法の目標点数次第で変動してくると考えてください。

つまり、総合の目標点から権利関係・宅建業法の目標点を引いた点数、になります。

総合が38点、権利関係が7点、宅建業法が18点、と目標を立てた場合は
38−7−18=13点

総合が40点、権利関係が10点、宅建業法が19点の場合は
40−10−17=11点

となります。

個人的な意見としては、その他の目標点数は13点以下になるようにした方がいいような気がします。
かなり難しい問題が出題されることもあるので、高得点を狙いに行ける科目ではありません。
14点以上はなかなか取れない印象ですので、高くなるような場合には他の科目や総合点の目標を調整した方がいいと思います。

 

あとがき

合格点が35点を超えてもおかしくない試験になってきていますが、ここまで高得点化すると目標の立て方が難しくなってきますね。
本文でも触れたように、歴代最高合格点の38点を基準にして目標点数を決めていくのがいいような気がします。

 

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