書店では2022年用のテキストがそろってきました。
テキスト代もそれほど安くはないですから、2021年までのテキストを持っている人は今年のテキストを買うかどうか悩むところかもしれません。
実際、試験会場で古い版のテキストを読んでいる人も見かけましたので、使い回している受験生も一定数いるのだと考えられます。
ただ、できれば使い回しはやめて新しい版のテキストを用意してほしいのです。
今回はその理由を解説していきます!

法改正が必ずある!
宅建士試験は法律科目が中心になっています。
権利関係にある民法はもちろん、宅建業法や都市計画法・建築基準法も法律です。
法律の宿命といってもいいのが「改正」です。
ニュースなどで「〜法の改正案が・・・」などと聞いたことがあるのではないでしょうか。
法律は時代に合わせて改正(修正)されているのです。
普通に生活している分には便利になることの方が多い法改正ですが、法律科目がある資格試験ではやっかいな存在になります。
しかも、そういう法改正のあった部分からの出題が多いのが特徴だったりします。
宅建士試験の範囲でも毎年どこかしら改正があります。
つまり、2021年までのテキストとは異なる内容の記述が2022年のテキストに書かれている部分があるのです。
当然、2022年のテキストに書いてある方が新しい情報ですので、そちらで解答しないと間違いになります。
これらの法改正の情報を自分で集めるのは大変です。
しかもそれを過去のテキストに書き込んでアップデートさせなければいけません。
まちがった情報の可能性や手間を考えると、最新版のテキストを用意した方がいいですよね。
最新の過去問の情報が反映される
当たり前の話ですが、2021年のテキストと2022年のテキストを比べたときに、テキストの制作で参考にしている過去問は1年分違っています。
最新版ならば最新の過去問の情報が反映されていることになります。
過去問を分析して、今年出題されると思う論点をピックアップしてテキストに書いています。
逆に、不要と思われる論点を削ったりもします。
宅建士試験には傾向というものがあります。
出題されやすい部分をしっかり学習しないといけませんし、他の受験生はそれに基づいた学習をしています。
そこで変に差がつけられてしまうのはもったいないです。
図表とレイアウトの変更
テキストの製作者は毎年試行錯誤しながら内容を決めています。
先ほど話したような出題されやすい部分の選定だったり、受験生が理解しやすいようにするための図表作りやレイアウト変更もしています。
私が受験した5年前と比べても図表やレイアウトが変更されていますし、非常に質が良くなっている気がします。
小さな変化かもしれませんが、ちょっとしたことで知識の吸収力が違ってくるのも事実です。
そう考えると、より洗練された最新のテキストで学習した方が効率も上がることになります。
まとめ・あとがき
比較すると分かるのですが、1年間の違いでテキストの変更箇所は数十か所以上になります。
これらをアップデートしないで学習することはリスクでしかありません。
受験料の方がテキストより高いのですから、そのリスクを軽減するためにもテキストは買い替えた方がいいと思います。
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