権利関係に苦戦する受験生は多いです。
民法を中心とした法律科目ですから、難しさもあります。

そこで今回は、難しい権利関係を理解するコツについて解説していきます!
法律の勉強が少し楽しくなるかもしれません。

 

 

そのまま覚えようとしない

法律科目で重要なのは、テキストに書かれてあることをそのままの形で覚えようとしない、ということです。

もちろん、用語の意義などは覚えた方がいいですが、最初からそれを覚えようとしても難しいですし、あまり意味がありません。
どちらかというと、その中身をしっかり理解することを優先させるべきなのです。

例えば、代理では次のように書かれていたりします。

代理・・・他人(代理人)が本人のために相手方に対して意思表示をすることによって、本人が直接的に法律効果を取得するための制度

私が今見てもなかなか小難しいこと書いているな、という印象です。
こういう難しい意義(用語の定義)がたくさん出てくるのが法律の勉強です。
これをこのまま丸暗記しないで、中身を理解することを心がけて欲しいのです。

 

具体例で覚える

では、そのような小難しい意義の中身をどうやって覚えていくのでしょうか。

これには「具体例」を使った学習が効果的です。

一番いいのは自分を含めた、自分の身近な人に登場人物を当てはめることです。
先ほどの代理の例であれば・・・
自分が遺産をめぐるトラブル(相手は親戚のAさん)に巻き込まれてしまった。
法律知識がないので、弁護士さんに頼んで解決してもらうことにした。
みたいなものが具体例になります。

弁護士さんが代理人となって色々と動いてくれた結果、自分とAさんとのトラブルが解消するという効果が生じます。
まさに「代理」制度そのものですよね。

こういった具体例の方が身近なものと感じますし、理解もしやすくなります。
代理には様々なルールがありますが、その学習の際も、こういう具体例を頭に思い浮かべることで理解しやすくなったりするものです。

 

具体例の探し方

そうは言っても、なかなか自分で具体例なんて探せないよ、という意見もあるかもしれません。

実は、テキストや問題集をよく見てみると、具体例が結構載っていたりします。
最近では宅建士試験でも事例問題が増えてきていますので、過去問で具体的な事例を探すこともできます。

それでもなかなかピンとこないときはネットで調べてみたり、法律に詳しい人に聞いてみたりするといいと思います。

具体例が自分でポンポン浮かんでくるようになれば、法律の基礎がしっかりできている証拠です。
先ほど言った、事例問題にもすぐに対応できるようになります。

 

あとがき

具体例を思い浮かべながら学習していると、自然と意義もスッと頭に入ってくるようになります。
宅建士の試験では意義そのものが問われることは少ないので、しっかりその意義の中身を覚えることに力を入れるようにしましょう!

 

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