今回は宅建士試験の学習法です。
様々な学習法があると思いますが、その中で「これは避けた方がいい」と私が感じている学習法についての話をしていきます。
今回取り上げる「避けた方がいい学習法」は3つあるのですが、どれも意外と受験生がやりがちだったりします。

先にひとつ断っておきますが、合格という観点からはなるべく避けた方がいいということであって、やってはいけないということではありません。

 

 

ズバリ避けた方がいい学習法3選

避けた方がいい学習法は次の3つがあります。

① ノート作りをする
② 手を広げすぎる
③ 高得点を狙った学習をする

それぞれについてみていきましょう。

 

ノート作りをする

宅建士試験はもちろん、不動産系の国家試験であったり行政書士などの法律系の国家試験ではノート作りをするのは避けた方がいいです。

理由は簡単で、「時間がないから」です。

学生の頃は勉強といえば「ノート」の存在が必要不可欠でした。
そういう意味では若い人に多いかもしれません。

しかし、宅建士試験の試験範囲は学生の頃の試験と比べてかなり広いです。
テキストだけを見ても500ページなんてザラです。
それを1からノート作りしてしまうと、それだけで時間が1000時間くらいかかってしまいます。

また、ノート作成は勉強した気になりやすいんですよね。
実際には理解して初めて学習したことになるので、ノート作りの段階ではまだまだ学習したことにはなっていないのです。

とはいえ、どうしてもわかりにくい箇所だったり、テキストに補足しておきたいことなどが出てくるものです。
そういう場合はテキストに直接メモ書きをすることをおすすめします。
情報が多い時などは、なぐり書き程度であればメモ帳を使用してもいいと思います。

 

手を広げすぎる

これは多くの受験生がやりがちです。
手を広げすぎるとは一言でいうと「参考書類の浮気」のことです。

つまり、必要以上にテキストや問題集を買ってしまうのです。
試験学習をしていると不安が多くなるので、テキストなどを追加したいという気持ちが出てくることはあると思います。
実際私もそういうことがありました。

ただ、これはかなり危険なんです。
まず、消化不良になってしまう可能性が高くなります。
テキストや問題集を1冊まわすのは予想以上に時間がかかるものです。
その結果、最初に決めたものも後で追加したものも中途半端になってしまうわけです。
最初に決めたものを繰り返しやった方が圧倒的に効率がいいです。

ぶっちゃけてしまうと、どのテキストを買ってもそれほど大差ありません。
テキストなどを追加しても、また欠点が見えてきてまた追加したい・・・
という負のループに陥ってしまいます。

どうしても参考書類を買いたい時は、次の場合に限って買うようにしましょう。
・十分に時間がある
・買った後はその参考書類をしっかり学習する

最初のテキストなどが自分の肌に合わないという場合です。
変更する決断をするのであればなるべく早くやるべきですし、その後は最初のものは使用しないことです。
こういう場合以外は手を広げるのはやめておきましょう。

 

高得点を狙った学習をする

一見いいことのように思える高得点を狙う学習ですが、これも避けた方がいい学習法です。

高得点というのは40点台を狙って学習することを指すことにしましょう。
中には満点を目指すという受験生もいるかもしれません。

意気込み自体は素晴らしいのですが、こういう学習をするとかえって不合格になる可能性が高まってしまいます。
先にも買いたように範囲が非常に広いので、それを完璧にこなすこと自体が困難です。
そして、完璧にしようとするとノート作成をしたくなったり、テキストを追加したい、と考えるようになります。
そう、避けた方がいい学習すべてに触れてしまうわけです。

学習する際は基本的な部分の学習に力を入れましょう。
難しい問題は他の受験生にとっても難しいわけです。
宅建士試験の中には予備校の講師ですら頭を抱える問題というものが出題されます。
そのような問題が解けなくても合否には影響しません。

個人的にはあまり目標点を設定することをしたくないのですが、目標点はこれまでの本試験の最高点である38点くらいにしておくといいと思います。

 

あとがき

なぜ目標点を設定したくないかというと、宅建士試験が合格点が変動する試験だということと、科目によって手を抜いてしまう可能性があるからです。
例えば14問出題される権利関係では7〜8問取れるようにみたいな目標が設定されることが多いです。
難しいからこそのこの設定なのですが、最初の段階だと半分くらいの学習でいいや、といった間違った認識をしてしまう可能性があります。

ある程度は目標点を決めてもいいと思いますが、それに縛られすぎないようにしましょう!

 

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