今回はちょっと違った切り口で宅建士試験の特徴を考えてみたいと思います。
宅建士試験は「誰でも受験可能な試験」です。
年齢要件もなければ学歴要件もありません。

ただ、本当に学歴で有利不利がないのかというと疑問符がつきます。
そこで、学歴によって有利不利はあるのか、不利になる場合どのように対策していけばいいのか、について解説していきます!

 

 

学歴そのものは関係ない

冒頭でも書いたように、宅建士試験は誰でも受験できる試験です。
国家資格の中には受験するために条件があるものもあります。
誰でも受験できる門戸の広さが宅建士試験の人気の理由の1つになっています。

最終的に卒業したのが中学・高校・大学・大学院のどれかによって「学歴」が決まります。
学歴の高さは、最終的にどの教育機関を卒業したかによります。(学校の名前は無関係)

宅建士試験では学歴の要件もありませんので、中卒でも大学院卒でも平等に受験することができます。
実際に、中卒や高卒で宅建士試験に合格する人も珍しくありません。
逆に、大卒でも不合格になる人は多いです。

結局のところ、学歴そのものは宅建士試験には影響しないことになります。

 

有利不利はある

ただ、学歴による有利不利は少なからずあります。

宅建士の試験実施団体は学歴に関するデータを出していないので正確な情報はわかりません。
あくまで私の肌感覚の意見ですのでご注意ください。

実際のところ、大卒の方が試験には合格しやすい傾向があるように感じます。
逆に、中卒や高卒の受験生が降格するにはかなりの努力が必要になる印象です。

なぜ有利不利が生まれるのかというと・・・
宅建士試験は「文章を読む力」が必要な試験だからです。

高校までは学校で「読み物」を読む機会はそこまで多くありません。
その一方で、大学では文献を読まなければいけなかったりレポートを提出したりと、文章に触れる機会が格段に増えます。
この差は結構大きいと感じています。

もちろん、大学の専攻によってはそれほど文献を読まないところもあるのでしょうが、基本的には文章を読むことがメインになっている点で、宅建士試験をはじめとした資格試験に有利になっているわけです。

 

対策すれば学歴の壁はすぐ超えられる

逆に言えば、文章を読む力さえつければ学歴の壁は簡単に超えられます。
大学で宅建の研究(勉強)をしている学生はごく少数派です。
そういう意味では、スタートラインは一緒なのです。

読む力をつけるためには、ある程度のトレーニングが必要になります。

受験生が簡単に取り組めるものとしては、テキストや問題集の解説をしっかり読み込む癖をつけることです。
その際、用語の意味や日本語がわからないなんてこともあると思います。
その都度、辞書を引くなりネットで検索するなりします。

他にも、重要な部分を探し出しながら読む練習をしたり、アウトプットをしながら読む方法もあります。
だらだらと文章を読まないようにすることが大切です。

読み物のように書かれている宅建士関連の書籍があったりします。
この本で読む練習を重ねるのもいいかもしれません。

この本を読み終わった後は自分が普段利用しているテキストに戻って、それを中心とした学習に戻しましょう。

 

あとがき

宅建士試験で有利になるものとしては「法学部の出身者」があります。
権利関係(民法)が試験科目になっているので、その基礎を学んできた法学部出身者はかなりのアドバンテージがあります。
法学部以外では、本文中に触れた「読む力」くらいしか影響しませんので、学歴をあまり気にすることなく学習を続けてほしいです。

 

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