独学で宅建士試験の勉強をしている受験生は「市販テキスト」を使っているはずです。
その市販テキストですが、宅建士の場合にはとある注意をしないと本試験で点数がとれません。
なぜ点数がとれないのか、市販テキストで点数を伸ばすためにはどうしたらいいのか、解説していきます。

 

 

市販テキストの「わかりやすさ」

宅建士試験は年間20万人以上が受ける人気の試験ですので、市販テキストもかなり充実しています。
実際に書店に行くとわかると思いますが、他の資格試験と比べても市販テキストや過去問の種類は多いです。

そんな宅建士試験の市販テキストには1つ大きな特徴があります。

それは「わかりやすく書かれている」ということ。

一見長所のように思える「わかりやすさ」ですが、そのまま欠点にもなり得ます。

 

宅建士テキストの欠点

わかりやすく書かれていると内容も理解しやすいですし、新しく宅建士の学習をする受験生にとってはとてもありがたいものです。
おそらく、出版社もそのような理由でわかりやすく書いているのだと思います。
逆にいうと、わかりやすく書かないと売れないということなのかもしれません。

わかりやすい宅建士テキストで学習していくと、大抵の場合「壁」にぶつかります。

それがいつかというと、「本試験問題を解く時」です。

つまり、過去問にしっかり取り組んでいる受験生であれば過去問を解いたときに、あまり過去問を解かなかった受験生はもしや本試験の時に、壁を感じるわけです。
本試験で壁を感じてしまうのはかなりマズいですが、過去問に取り組もうとして壁を感じてしまい挫折するというのもマズい状況です。

なぜ壁を感じるのかというと、試験問題が易しく書かれていないからです。

というよりも、宅建士のテキストがわかりやすく易しい言葉で解説しているので、そのギャップで試験問題が難しいと感じてしまうのです。
これは宅建士テキストの大きな特徴となっていて、他の資格試験ではあまりそういったことがありません。

わかりやすく書かれているテキストによる弊害、と言ってもいいかもしれません。

 

対策をしないと点数が伸びない

問題を解く時に壁を感じてしまうと、問題に取り組みたくなくなります。
模試も受けたくない、でも本試験は受けないと・・・

このような状況で点数は取れませんよね。

市販テキストをしっかり読み込んでいて理解もしているのに、なぜか模試や本番で点数が伸びない・・・
そういう人は、この「壁」によるものかもしれません。

当然、対策が必要になります。

 

点数を取るための「対策」

この壁を取り除くための対策として有効なのが、「市販テキストのポジションを考え直す」ことです。

テキストというくらいですので、それをメインにして勉強をするイメージだと考えているかもしれません。
その考え方をガラリと変えてください。

具体的にいうと、過去問などの問題集とその解説をメインに勉強します。
その上で、理解が中途半端なところを市販テキストで補います。

要は、難しい言い回しや問題のクセに慣れてしまおうというわけです。

市販テキストはかなり噛み砕いて解説していますので、それ通りの言葉で出題されることはまずあり得ません。
逆に、過去問であれば、同じような言い回しの出題が繰り返される可能性が高いです。

問題を解いて最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、ここが学習のスタートラインだと考えると多少は気が楽になって気合が入ります。

 

あとがき

宅建士試験の入門テキストはマンガで書かれているものが非常に多いですよね。
これも他の資格試験ではあまりみられない現象です。

読みやすいテキストは人気もあるのでしょうが、最終目標は「合格すること」なわけですから、あまり読みやすさだけにこだわるのも疑問があります。
特に最近の宅建士試験問題は難しくなる傾向にありますので、問題文の文章レベルに慣れることが最低条件になっているように感じます。

 

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