宅建士試験と偏差値については以前も記事にしました!→『宅建士試験の「偏差値」の話』
その記事では、宅建士試験が他の資格試験と比較してどのくらいの難易度なのかを調べてみたわけですが、今回はちょっと違います。

宅建士試験という競争で覚えておいてほしいのが「偏差値60」です。
偏差値60が意味するものと、宅建士試験の競争を勝ち抜くために意識してほしいことを解説していきます!

 

 

宅建士試験の合格率と偏差値

近年の宅建士試験では、合格率が15〜18%で推移しています。
(令和2年度の12月試験は13.1%でした)
令和4年度以降の宅建士試験でも15%くらいの合格率になると思われますので、まずはこのことをしっかり覚えておくようにしてください。

学生時代に模擬試験などで「偏差値」に触れたことがある人も多いと思います。
平均が50で、この数値が上がれば賢いといわれる指標です。

細かい条件は抜きにして、宅建士試験を受験している人の中で偏差値を考えることにします。
つまり、全受験生の平均が偏差値50となるような偏差値です。
他の資格試験や受験していない人は含みません。

このように考えた時、受験した人の中で「偏差値60」が重要な意味を持ってきます。
というのも、偏差値60以上の受験生は上位15.87%以内になるからです。

そう、宅建士試験の合格率が、まさに偏差値60の線になるわけです。

 

偏差値60の世界

学生時代、実際に偏差値に触れてきたという人であればイメージしやすいかもしれませんが、偏差値60以上をとるのは結構難しいことだったりします。
しかも、受験した人の中で(母集団のほとんどがしっかりと学習してきた人の中で)偏差値60以上を取らないといけないわけですから、かなりのハイレベルになります。

例えが適切ではないかもしれませんが、大学受験をするために予備校に通う人の中で偏差値60というと、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政大)合格に匹敵するくらいのレベルになります。

受験生の上位15%くらいに入るというのはそれだけ難しいことなのです。

6.3人に1人合格する割合になります。
つまり倍率が6.3倍です。
様々な資格試験がありますが、これほど倍率が高い試験はそれほど多くありません。

宅建士試験は、本気で取り組まないと合格できない試験です。

 

意識してほしいこと

ここまで宅建士試験の合格の難しさを強調してきましたが、落ち込むことはありません。
正直なところ、偏差値60以上にあげること自体はそれほど難しくないのです。

というのも、偏差値60までというのはちょっとしたことで偏差値が変動したりします。
同じ点数にかなりの受験生が団子のようにひしめいているからです。
1点上げるだけで偏差値がかなり変動するわけです。

ですので、1点でも多く正解できるように学習することを意識してほしいのです。
たかが1点、されど1点です。
1点差で合格できたりできなかったりする人が数千人単位でいます。

そのためには、落としてはいけない問題でしっかり正解することが重要になってきます。
テキストに太字で載っているような重要な部分からの出題です。
ここでの失点は応用問題での失点よりもダメージが大きいです。
そして、不合格になってしまった場合に後悔の問題になってしまいます。

基本を大切にする

他の記事でも何度も書いていますが、本当に重要です。

 

あとがき

最終的に合格すればいいのですから、偏差値65以上を目指す必要はありません。
応用問題に取り組んで65以上を目指そうとすると失敗するリスクも高くなります。
基礎〜標準問題で取りこぼさなければ偏差値60以上(合格点)が取れる試験ですので、地道に何度も復習して知識を定着させることを心がけましょう!

 

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