資格試験の学習をしていると、「もっと効率よくできないかなぁ」とか「楽して合格できる方法ないかなぁ」などと考えることがありますよね。
効率の良し悪しは学習の質に直接影響してくるので、効率よく学習すること自体は悪いことではありません。
しかし、効率を追い求めすぎると逆効果になるので要注意なんです。
それはなぜなのか、解説していきます。

効率よく勉強するということ
資格試験における効率の良い学習とはどのようなものかを考えてみましょう。
・無駄な作業をしない
・試験に必要なところだけ覚える
・短時間の学習で合格レベルにする
これらの「効率」を求めることは悪いことではありません。
というより、学習の基礎になるくらい重要なことでもあります。
ノートを1からビッチリ書いてまとめたり、試験とは関係のない勉強をしたり、無駄にダラダラ長く勉強したり・・・
効率が悪い勉強は徹底的に排除するべきです。
ただ、その効率を追い求めすぎると悪影響になります。
効率という名の「サボり」
効率を追い求めすぎると、一種のサボり状態と同じ状況になります。
無駄な作業をしないようにするべきですが、やらなければいけない作業も「無駄な作業」と決め付けてやらない、なんてこともあり得ます。
同様に、試験に必要ないと勝手に決め付けて大事な単元を勉強しなかったり、短期間あればいけると考えて無理なプランを組んだりする可能性があります。
効率のいい勉強の「線引き」は難しいものです。
個人差もありますし、合格者の立場からしてもそのラインを見極めることは難しいです。
不必要だと思っていたところが試験では役立ったり、重要度が高い単元から全く出題されなかったり、そういうことはザラです。
受験生の段階で勝手にその線を決めてしまうのはリスクでしかありません。
また、自分に楽な方向で線を決めてしまいがちです。
「効率よく学習しているから大丈夫」と自分に言い聞かせながら勉強をサボっている、そんな状況なのです。
無駄も勉強のうち
では、どのように勉強するのがいいのでしょうか。
答えは簡単で、スクールの講師、テキスト、合格者からの学習のアドバイスを忠実にやり切ることです。
もしかすると、そのアドバイスの学習法は「無駄なもの」に思えるかもしれません。
それでも、その無駄がいちばんの近道になっているのです。
そのためには地道に時間をかけてコツコツとやっていくしかありません。
童話「うさぎとかめ」でいうところのカメになったつもりでやるのが得策です。
他の受験生も見えないだけでコツコツやっているものです。
そして、宅建士試験はしっかりと正しい努力をした人が合格する試験です。
サボりをした人が合格できるほど甘い試験ではないのです。
まとめ
短期間で合格しました!
というキャッチーなフレーズがインターネット上で賑わうことがあります。
その一部の特殊な受験生のやり方が王道なのかというとそれは違いますよね。
その受験生があらかじめ持っていた知識の量が凄いのかもしれませんし、その短期間それこそ寝る間も惜しんでずっと学習していたかもしれません。
そういうイレギュラーな合格体験談に惑わされることなく、合格者がやってきた勉強の王道を突き進むのが得策です。
そして、その王道は意外と「無駄なもの」も多い道なのです。
あとがき
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